歯科衛生士の受験ガイド|専門学校の入試内容・対策・選び方を解説

「歯科衛生士の専門学校を受験したいけれど、筆記試験はある?」「面接では何を聞かれる?」「高校の成績に自信がなくても受験できる?」。進路を考え始めると、学校選びだけでなく入試への不安も出てきます。

歯科衛生士を目指す場合、まず専門学校・短期大学・大学などの養成機関へ進学し、必要な教育を受けます。その後、卒業時に歯科衛生士国家試験へ進むのが基本です。(※1)

この記事では、歯科衛生士専門学校の入試方式や面接対策、受験前に準備しておきたいことを、高校生・保護者・社会人にもわかりやすく解説します。


歯科衛生士の「受験」とは?

歯科衛生士の受験には、養成校へ入学するための「入試」と、卒業時に受ける「国家試験」があります。高校生が最初に準備するのは養成校の入試です。

歯科衛生士国家試験は、高校卒業後すぐに受けられる試験ではありません。

厚生労働省が公表している国家試験の受験資格には、文部科学大臣が指定した歯科衛生士学校や、都道府県知事が指定した歯科衛生士養成所の卒業者・卒業見込み者などが定められています。(※1)

つまり、高校生が歯科衛生士になるまでの流れは、次のように考えるとわかりやすくなります。

  1. 歯科衛生士養成校を探す
  2. オープンキャンパスなどへ参加する
  3. 自分に合う入試方式を選んで受験する
  4. 入学後、専門科目・実習を学ぶ
  5. 卒業時に歯科衛生士国家試験を受験する
  6. 国家試験合格後、免許登録を行う

まずは「専門学校に合格するための受験」と「資格を取得するための国家試験」を分けて考えましょう。


歯科衛生士専門学校の入試では何をする?

専門学校の入試内容は学校によって異なります。AO入試、推薦入試、一般入試などが設定され、書類審査、面接、筆記試験などを組み合わせて選考する学校があります。

そのため、「歯科衛生士の専門学校なら必ずこの試験がある」という共通ルールはありません。志望校が決まったら、その年度の募集要項で選考方法を確認することが第一歩です。

確認したい項目は、次の5つです。

確認項目チェックする内容
出願資格高校卒業見込み、既卒、高卒認定など
入試区分AO・推薦・一般など
選考方法書類・面接・筆記試験の有無
出願時期受付開始日と締切日
専願・併願合格した場合に必ず入学する必要があるか

特にAO・推薦入試では、オープンキャンパスへの参加や評定などが条件になる場合があります。高校3年生になってから初めて調べるのではなく、高校1・2年生から志望校の制度を見ておくと余裕を持って準備できます。


歯科衛生士の入試|AO・推薦・一般の違い

AO入試

AO入試では、筆記試験の点数だけでなく、志望理由や目的意識、職業への理解などを見る学校があります。

「なぜ歯科衛生士になりたいのか」「なぜその学校で学びたいのか」を自分の言葉で説明できることが重要です。

学校によっては、出願前にオープンキャンパスへの参加やAOエントリー面接が必要です。

推薦入試

推薦入試は、高校からの推薦を受けて出願する方法です。

指定校推薦では、学校ごとに評定平均や欠席日数などの条件が設けられる場合があります。高校推薦では、自分の高校が定める推薦基準を満たす必要があるケースもあります。

推薦を考えている高校生は、早めに担任や進路指導の先生へ相談しましょう。

一般入試

一般入試は、高校卒業見込みの方だけでなく、既卒者や社会人が受験できる学校もあります。

AO・推薦とは異なり、他校と併願できるケースもあります。ただし、併願できる学校の種類や手続き方法は学校によって異なるため、募集要項を確認してください。


歯科衛生士専門学校の面接で大切なこと

医療職を目指す入試では、「きれいな模範回答を暗記すること」より、なぜ歯科衛生士を目指すのかを自分なりに考えておくことが重要です。

面接前には、少なくとも次の質問について答えを整理しておきましょう。

  • なぜ歯科衛生士になりたいのか
  • 歯科衛生士の仕事をどう理解しているか
  • なぜこの学校を選んだのか
  • 高校生活で力を入れたことは何か
  • 入学後にどのように学びたいか
  • 将来どんな歯科衛生士になりたいか

たとえば「人の役に立ちたいから」だけで終わらせず、「歯科医院で歯科衛生士の方が患者さんに歯磨きの方法を説明している姿を見て興味を持った」など、自分自身の経験につなげると志望理由が伝わりやすくなります。

面接は、受験生を困らせるためだけの場ではありません。学校側が「歯科衛生士を目指す目的を持って学び続けられるか」を確認する場でもあります。


高校1・2年生からできる歯科衛生士の受験準備

高校1・2年生のうちは、過去問を解くことよりも学校や仕事について知ることを優先しましょう。

まずはオープンキャンパスへ参加し、

  • 授業や実習の内容
  • 国家試験対策
  • 学費
  • 通学時間
  • 入試方式
  • 学生や先生の雰囲気

を確認します。

高校2年生の後半からは、志望校のAO・推薦入試の条件を調べ、評定や欠席日数も意識しておくと安心です。

高校3年生では、出願時期から逆算して志望理由や面接の準備を進めましょう。


入学試験の先には歯科衛生士国家試験がある

専門学校入試はゴールではありません。入学後に3年間学び、卒業時には国家試験が待っています。

2026年に実施された第35回歯科衛生士国家試験では、7,882人が受験し、7,452人が合格。合格率は94.5%でした。(※2)

第35回歯科衛生士国家試験結果
受験者数7,882人
合格者数7,452人
合格率94.5%

高い合格率ですが、受験者は養成校で専門教育や臨地・臨床実習を受けてきた人たちです。

そのため受験する学校を選ぶときは、「入りやすいか」だけではなく、入学後に国家試験合格まで支えてくれるかを見ることも大切です。


専門学校で歯科衛生士を目指すメリット

3年制専門学校のメリットは、資格取得と就職を意識した専門教育を受け、最短3年で歯科衛生士として社会に出ることを目指せる点です。

4年制大学では、専門教育に加えて幅広い教養や研究などを学べるメリットがあります。一方、できるだけ早く現場へ出たい方には3年制専門学校が選択肢になります。

また、歯科衛生士は実技を伴う職業です。器具の使い方や患者さんへの説明は、独学だけでは身につけにくいものです。

学校選びでは、

  • 学内実習の量
  • 臨地・臨床実習先
  • 国家試験対策
  • 就職支援
  • 先生へ質問・相談しやすい環境

まで確認しましょう。


読者からのよくある質問(Q&A)

Q.歯科衛生士専門学校の受験は難しいですか?

A.難易度は学校や入試区分によって異なります。

筆記試験を行う学校もあれば、書類選考と面接を中心に選考する学校もあります。偏差値だけで判断せず、志望校の募集要項を確認してください。

Q.高校で理系ではなくても受験できますか?

A.理系選択を必須条件としていない学校もあります。

ただし、入学後は解剖学や生理学など人体について学びます。高校の生物や化学の基礎を復習しておくと、入学後の学習に役立ちます。

Q.社会人でも歯科衛生士専門学校を受験できますか?

A.既卒者・社会人を受け入れている学校なら受験できます。

仕事を続ける場合は、入試だけでなく、入学後の授業時間や臨地・臨床実習の時間帯まで確認しましょう。

Q.面接では歯科の専門知識を聞かれますか?

A.学校によって異なりますが、まずは志望理由や職業理解を整理しておくことが大切です。

歯科衛生士の基本的な仕事内容を調べ、なぜ自分が目指したいのかを説明できるよう準備しましょう。

「よくある質問」https://www.tokyo-igaku.com/faq/


東京医学技術専門学校の歯科衛生士科入試

東京医学技術専門学校では、歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)をともに3年制で設置しています。

2027年度入試では、AO入試・指定校推薦入試・高等学校推薦入試・一般入試を実施しています。(※3)

東医技専は筆記試験なし。書類選考と個人面接

2027年度の選考方法は、書類選考と個人面接で、筆記試験はありません。(※3)

面接は個人面接で、公式FAQでは10~15分程度、面接官2名と案内しています。(※4)

入試区分主な対象・条件
AO入試新卒・既卒。オープンキャンパス等への参加、AOエントリー面接、出願許可が必要
指定校推薦入試2027年3月卒業見込み・専願。学習成績3.0以上、欠席日数概ね15日以内など
高等学校推薦入試2027年3月卒業見込み・専願。高校の推薦基準を満たす方
一般入試新卒・既卒。大学・短期大学との併願制度あり

※詳細な条件は2027年度募集要項をご確認ください。(※3)

AO入試はオープンキャンパス参加からスタート

東医技専のAO入試では、まずオープンキャンパスや個別相談などに参加し、AOエントリー面接を受けます。

2027年度第2期AOエントリーは2026年8月24日から2027年3月10日まで受け付ける予定で、出願許可後にWEB出願へ進みます。(※3)

「歯科衛生士になりたい」という気持ちはあっても、学校生活をまだ想像できない方は、入試準備の前に実際の校舎や実習環境を見ておくと志望理由を具体化しやすくなります。

入学後は計10回の模擬試験で国家試験へ備える

東医技専では、3年次から独自に分析した国家試験の傾向をもとに計10回の模擬試験を実施します。

模擬試験後は個別・少人数制で補習を行い、3年次1月からは集中講義を実施。弱点をそのままにせず、国家試験へ向けて学習を進めます。(※5)

就職についても、公式サイトでは**就職実績は毎年100%**と公表しており、パール小児歯科、イズミ歯科、フェリア歯科などの就職先を紹介しています。(※5)

高校生にも社会人にも選べる2つの時間帯

歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)は通常9:00~14:00、歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)は18:00~21:10です。

歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)は、日中に働きながら学びたい社会人なども想定したカリキュラムとなっています。(※6)

入試会場・校舎はJR両国駅から徒歩4分

歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)が学ぶ第2校舎は、JR総武線「両国駅」西口から徒歩4分です。(※7)

第2校舎(歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部))
〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5

なお、出願書類の郵送・持参先は第1校舎です。入試やオープンキャンパスで来校する際は、案内に記載された校舎を確認してください。(※3)


まとめ|歯科衛生士の受験は「入学後」まで見て学校を選ぼう

歯科衛生士専門学校の入試方式や試験内容は学校によって異なります。AO・推薦・一般のどれを選ぶ場合でも、早めに募集要項を確認し、オープンキャンパスや面接準備を進めることが大切です。

そして、受験校を選ぶときは「合格できるか」だけで判断しないことも重要です。

実習環境、国家試験対策、就職支援、通学のしやすさまで確認し、3年間学び続けられる学校を選びましょう。


東京医学技術専門学校で叶える「質の高い医療人」への道

東京都墨田区にある東京医学技術専門学校では、最短3年で一生モノの国家資格を手にし、希望のキャリアを築くための万全の環境を整えています。半世紀以上にわたり医療人を育成してきた本校ならではの、4つの強みをご紹介します。

1. 圧倒的な国家試験合格率と、手厚い少人数制サポート

両学科ともに、独自の緻密な傾向分析と特別集中講義を実施。一人ひとりの習熟度に合わせた少人数制の補講を徹底することで、高い国家試験合格率を誇ります。学生の不安に寄り添い、教員陣が一丸となって合格まで導きます。

2. プロ仕様の最新設備と、多彩な現場を経験できる臨地実習

学内の段階から現場感覚を養うため、それぞれの専門性を高める設備を完備しています。

  • 臨床検査技師科(第1校舎): 実際の病院の検査室と同様の各種最新分析機器をはじめ、顕微鏡や超音波(エコー)画像診断装置などを豊富に備えています。
  • 歯科衛生士科(第2校舎): 実際の歯科医院と変わらない、歯科診療ユニットを完備しています。

さらに臨地実習先は、最先端の医療を学べる大学病院や総合病院、地域密着型のクリニックなど多様に用意されており、どこに行っても通用する高い実践力が身につきます。

3. あなたのライフスタイルを守る「昼間部」と「夜間部」の選べる体制

東京医学技術専門学校の最大の強みは、臨床検査技師科・歯科衛生士科のすべての学科で「Ⅰ部(昼間部)」と「Ⅱ部(夜間部)」を自由に選択できる点です。

  • Ⅰ部(昼間部・3年制): 歯科衛生士科はお昼過ぎ、臨床検査技師科は夕方には学校が終わるため、放課後は自分のプライベートやアルバイト、予習・復習の時間としてゆったりと両立できます。

「歯科衛生士科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_day/
「臨床検査技師科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_day/

  • Ⅱ部(夜間部・3年制): 18:00からの授業で、昼間に医療機関の助手などとして働きながら通うことができるため、自力で学費を抑えながら進学したい社会人や高校生に最適の環境です。

「歯科衛生士科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_night/
「臨床検査技師科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_night/

2つの医療系学科が併設されているため、学校全体が医療資格取得に向けた前向きな活気に満ちており、学科の垣根を越えて良い刺激を受け合えるのも総合医療専門学校ならではの魅力です。

4. 両国駅から徒歩数分の好アクセス&安心の学習サポート

東医専は、JR総武線・都営大江戸線の「両国駅」から徒歩数分というバツグンの好立地にあります。

  • 第1校舎(臨床検査技師科):〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-8
  • 第2校舎(歯科衛生士科):〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5

「アクセス」https://www.tokyo-igaku.com/access/


まとめ

「医療に貢献したい」「一生モノの国家資格を手に入れたい」と考えているなら、まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?
東京医学技術専門学校では、個別の進路相談や学校の雰囲気を肌で感じられるイベントを随時開催しています。

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    Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)のオープンキャンパスを随時開催しています。進路変更に関する個別のご相談も、専門の教員が親身にお答えします。

「オープンキャンパス」https://www.tokyo-igaku.com/opencampus/

「個別相談会」https://www.tokyo-igaku.com/consultation-meeting/


執筆・監修:東京医学技術専門学校 教員チーム

本記事は、当校の臨床検査技師科(Ⅰ部・Ⅱ部)および歯科衛生士科(Ⅰ部・Ⅱ部)の教員一同によって執筆・編集されました。

医療・歯科医療の現場および教育現場での豊富な指導経験に基づき、最新の国家試験傾向や業界の動向を反映した正確な情報の提供に努めています。

チーム構成: 臨床検査技師科、歯科衛生士科の教員


学校情報
・学校名: 東京医学技術専門学校
・設置学科: 臨床検査技師科、歯科衛生士科
・公式サイト: https://www.tokyo-igaku.com/


参考文献・出典

※1 厚生労働省「歯科衛生士国家試験の施行」
厚生労働省「歯科衛生士国家試験の施行」

※2 日本歯科衛生士会「国家試験合格者・免許取得者数」
日本歯科衛生士会「国家試験合格者・免許取得者数」

※3 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 2027年度 入学案内」
東医技専「歯科衛生士科 2027年度 入学案内」

※4 東京医学技術専門学校「よくある質問」
東医技専「よくある質問」

※5 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 国家試験・就職活動」
東医技専「歯科衛生士科 国家試験・就職活動」

※6 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)」
東医技専「歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)」

※7 東京医学技術専門学校「アクセス」
東医技専「アクセス」

※掲載情報は2026年10月16日時点で確認できる公表情報を基にしています。入試日程、募集要項、選考方法、実績などは変更される場合があります。

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