歯科衛生士の試験とは?国家試験の科目・合格率・入試との違い

「歯科衛生士になるには、どんな試験を受ける?」「国家試験は難しい?」「専門学校の入試と国家試験は別?」。
歯科衛生士を目指し始めた高校生や社会人にとって、「試験」は不安になりやすいポイントです。
結論からいうと、**歯科衛生士になるために最も重要なのは、養成校を卒業するときに受験する「歯科衛生士国家試験」です。**その前には専門学校・短期大学・大学などへ入るための入学試験があり、在学中には学校ごとの定期試験や実技評価もあります。
2027年に行われる第36回歯科衛生士国家試験は2027年3月7日に実施予定です。(※1)直近の第35回国家試験は合格率94.5%でした。(※2)
この記事では、歯科衛生士になるまでに受ける試験の種類、国家試験の科目・合格率・受験資格、専門学校で試験対策を受けるメリットまで解説します。
歯科衛生士の試験とは?
歯科衛生士国家試験とは、歯科衛生士として必要な知識を確認する国家試験です。指定された養成課程を修了した人などが受験できます。
高校卒業後すぐに国家試験を受験できるわけではありません。
歯科衛生士になるには、専門学校・短期大学・大学などの歯科衛生士養成機関で3年以上学び、卒業して国家試験の受験資格を得る必要があります。(※3)
歯科衛生士になるまでに受ける試験の種類
「歯科衛生士 試験 種類」と検索すると、何種類もの国家試験があるように感じるかもしれません。
国家資格取得のための全国共通試験は歯科衛生士国家試験です。ただし、歯科衛生士になるまでには主に次の3段階の試験・評価があります。
| 段階 | 試験・評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 進学時 | 養成校の入学試験 | AO入試、推薦入試、一般入試など。内容は学校ごとに異なる |
| 在学中 | 定期試験・実技評価など | 専門科目や実技の習得状況を確認。内容は学校ごとに異なる |
| 卒業時 | 歯科衛生士国家試験 | 全国共通の国家資格試験 |
つまり、高校生が最初に受けるのは学校の「入試」で、その後3年以上勉強して最後に「国家試験」へ進むという流れです。
歯科衛生士国家試験の受験資格
第36回歯科衛生士国家試験では、主な受験資格として、
- 文部科学大臣が指定した歯科衛生士学校を卒業した人・卒業見込みの人
- 都道府県知事が指定した歯科衛生士養成所を卒業した人・卒業見込みの人
- 外国の学校卒業者などで厚生労働大臣から同等以上と認められた人
などが定められています。(※1)
そのため、市販の参考書を使って独学するだけでは、国家試験の受験資格を取得できません。
高校卒業後に、まず指定された養成課程へ進学する必要があります。
第36回歯科衛生士国家試験の日程
2026年10月20日時点で公表されている第36回国家試験の日程は次のとおりです。(※1)
| 項目 | 第36回歯科衛生士国家試験 |
|---|---|
| 試験日 | 2027年3月7日(日) |
| 願書受付 | 2027年1月5日~1月14日 |
| 受験手数料 | 14,300円 |
| 合格発表 | 2027年3月26日(金)14時 |
| 試験地 | 東京、大阪、北海道、福岡など全国10都道府県 |
試験は一般財団法人歯科医療振興財団が実施します。
試験日・手続きは年度によって変わるため、実際に受験する年には厚生労働省や歯科医療振興財団の最新情報を確認してください。
歯科衛生士国家試験の科目は9分野
第36回国家試験では、次の9分野が試験科目として公表されています。(※1)
- 人体(歯・口腔を除く)の構造と機能
- 歯・口腔の構造と機能
- 疾病の成り立ち及び回復過程の促進
- 歯・口腔の健康と予防に関わる人間と社会の仕組み
- 歯科衛生士概論
- 臨床歯科医学
- 歯科予防処置論
- 歯科保健指導論
- 歯科診療補助論
人体の基礎から、歯科疾患、予防処置、患者さんへの保健指導、診療補助まで幅広く出題されます。
「国家試験直前だけ暗記すればよい」という内容ではありません。1年次から学ぶ基礎科目や、実習で身につける知識を積み重ねることが重要です。
歯科衛生士国家試験の合格率は94.5%
直近の第35回歯科衛生士国家試験は2026年3月1日に実施され、結果は次のとおりでした。(※2)
| 第35回国家試験 | 結果 |
|---|---|
| 受験者数 | 7,882人 |
| 合格者数 | 7,452人 |
| 合格率 | 94.5% |
| 合格基準 | 132点以上/220点 |
1問1点、220点満点で、132点以上が合格基準でした。
近年の合格率を見ると、第34回は91.0%、第33回は92.4%、第35回は94.5%です。(※4)
合格率が高い=簡単な試験ではない
94.5%という数字だけを見ると、「ほとんどの人が受かるなら簡単なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、国家試験を受けているのは、歯科衛生士養成校で3年以上にわたり専門科目や実習を学んできた人たちです。
大切なのは全国合格率だけを見ることではありません。
学校選びでは、
- 国家試験対策をいつから始めるか
- 模擬試験を何回行うか
- 模試後に弱点分析をするか
- 苦手科目への補習があるか
- 試験直前まで指導を受けられるか
を確認すると、国家試験までの支援体制が見えてきます。
専門学校の入学試験と国家試験はまったく別
高校生の場合、まず受けるのは国家試験ではなく専門学校などの入学試験です。
入試内容は学校によって異なり、筆記試験を行う学校もあれば、書類と面接を中心に選考する学校もあります。
たとえば東医技専の2027年度歯科衛生士科では、AO入試・指定校推薦入試・高等学校推薦入試・一般入試があり、選考は書類選考と個人面接で、筆記試験はありません。(※5)
入学試験は「学校へ入るための試験」、国家試験は「歯科衛生士資格を得るための試験」と分けて理解しておきましょう。
国家試験に向けて専門学校で学ぶメリット
歯科衛生士は専門学校、短期大学、大学などから目指せます。
3年制専門学校のメリットは、最短3年間で、国家試験に必要な知識・実技・臨地実習を集中して学べることです。
4年制大学では専門分野に加えて教養や研究まで幅広く学べます。一方、できるだけ早く歯科衛生士として働きたい方には3年制専門学校という選択肢があります。
また、国家試験は独学だけで受験資格を取得できないため、「どの学校で3年間学ぶか」は試験合格にも大きく関わります。
入学のしやすさだけでなく、卒業時の国家試験までどのように支援してくれる学校なのかを確認しましょう。
読者からのよくある質問(Q&A)
Q.歯科衛生士国家試験には実技試験がありますか?
A.第36回国家試験の実施要項では、9つの試験科目が示されており、実技試験は別の試験科目として設定されていません。
ただし歯科衛生士は実技を伴う専門職です。養成課程では学内実習や臨地・臨床実習を通じて技術を身につけます。(※1)
Q.歯科衛生士国家試験は何点取れば合格ですか?
A.直近の第35回では、220点満点中132点以上が合格基準でした。(※2)
合格基準や採点対象問題は年度によって変わる可能性があるため、その年の合格発表を確認してください。
Q.国家試験は高校卒業後すぐに受けられますか?
A.受けられません。
指定された歯科衛生士養成課程を卒業するなど、受験資格を満たす必要があります。(※1・3)
Q.国家試験に落ちたらもう歯科衛生士になれませんか?
A.翌年度以降に再受験することは可能です。
ただし、卒業後に一人で勉強を続ける負担もあります。学校選びでは、在学中に苦手分野を把握し、国家試験合格まで支援する体制があるかを見ることが重要です。
「よくある質問」https://www.tokyo-igaku.com/faq/
東医技専の歯科衛生士国家試験対策
東京医学技術専門学校(東医技専)では、歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)をともに3年制で設置しています。
2027年度募集では、卒業により歯科衛生士国家試験受験資格の取得を目指せます。(※5)
3年次になってからの定期的に行う模擬試験
東医技専では、3年次から独自に国家試験を分析し、年間を通して定期的に複数回、模擬試験を実施しています。(※6)
模擬試験を繰り返すことで本番の形式に慣れるだけでなく、自分がどの分野を苦手としているのかを把握できます。
さらに12月には全国模試を受験し、本番に近い環境で実力を確認します。
模試結果をもとに個別・少人数で補習
模擬試験は「受けて終わり」ではありません。
東医技専では、結果をもとに個別または少人数制の補習授業を行い、一人ひとりの弱点分野を強化します。
臨床実習が終了した3年次の冬から3年間の総復習へ入り、1月から国家試験対策の集中講義も行います。(※6)
2022年度はⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)とも合格率100%
公式サイトでは、2022年度の歯科衛生士国家試験で、**歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)ともに合格率100%**を達成した実績を公表しています。(※7)
これは2022年度の実績であり、今後の合格を保証するものではありません。最新年度の実績は学校へお問い合わせください。
入学試験は筆記試験なし
国家試験への勉強に不安がある一方、「そもそも専門学校の入試が心配」という方もいるでしょう。
東医技専の2027年度歯科衛生士科では、入学試験は書類選考と個人面接で、筆記試験はありません。(※5)
AO入試・推薦入試・一般入試があるため、高校生だけでなく既卒者や社会人も条件に合わせた受験方法を検討できます。
歯科衛生士科はJR両国駅から徒歩4分
歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)が学ぶ第2校舎は、JR総武線「両国駅」西口から徒歩4分です。(※8)
第2校舎(歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部))
〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5
※第1校舎(〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-8)は臨床検査技師科の校舎です。入試・オープンキャンパスの際は開催校舎を確認してください。
歯科衛生士の試験は「入試」よりその先の国家試験まで考えよう
歯科衛生士になるまでには、学校へ進学するための入学試験、在学中の定期試験・実技評価、そして卒業時の歯科衛生士国家試験があります。
国家資格を取得するうえで重要なのは、最後の国家試験だけを直前に勉強することではありません。
3年間の授業・実習で基礎を身につけ、模擬試験で弱点を見つけ、必要な補習を受けながら合格へ近づくことが大切です。
学校を選ぶときは「入試が難しいか」だけでなく、「入学後、国家試験までどのように支えてもらえるか」も比較しましょう。
東京医学技術専門学校で叶える「質の高い医療人」への道
東京都墨田区にある東京医学技術専門学校(東医技専)では、最短3年で一生モノの国家資格を手にし、希望のキャリアを築くための万全の環境を整えています。半世紀以上にわたり医療人を育成してきた本校ならではの、4つの強みをご紹介します。
1. 高い国家試験合格率と、手厚い少人数制サポート
両学科ともに、独自の緻密な傾向分析と特別集中講義を実施。一人ひとりの習熟度に合わせた少人数制の補講を徹底することで、高い国家試験合格率を誇ります。学生の不安に寄り添い、教員陣が一丸となって合格まで導きます。
2. プロ仕様の設備と、多彩な現場を経験できる臨地実習
学内の段階から現場感覚を養うため、それぞれの専門性を高める設備を完備しています。
- 臨床検査技師科(第1校舎): 実際の病院の検査室と同様の各種最新分析機器をはじめ、顕微鏡や超音波(エコー)画像診断装置などを豊富に備えています。
- 歯科衛生士科(第2校舎): 実際の歯科医院と変わらない、歯科診療ユニットを完備しています。
さらに臨地実習先は、最先端の医療を学べる大学病院や総合病院、地域密着型のクリニックなど多様に用意されており、どこに行っても通用する高い実践力が身につきます。
3. あなたのライフスタイルを守る「昼間部」と「夜間部」の選べる体制
東京医学技術専門学校の最大の強みは、臨床検査技師科・歯科衛生士科のすべての学科で「Ⅰ部(昼間部)」と「Ⅱ部(夜間部)」を自由に選択できる点です。
- Ⅰ部(昼間部・3年制): 歯科衛生士科はお昼過ぎ、臨床検査技師科は夕方には学校が終わるため、放課後は自分のプライベートやアルバイト、予習・復習の時間としてゆったりと両立できます。
「歯科衛生士科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_day/
「臨床検査技師科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_day/
- Ⅱ部(夜間部・3年制): 18:00からの授業で、昼間に医療機関の助手などとして働きながら通うことができるため、自力で学費を抑えながら進学したい社会人や高校生に最適の環境です。
「歯科衛生士科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_night/
「臨床検査技師科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_night/
2つの医療系学科が併設されているため、学校全体が医療資格取得に向けた前向きな活気に満ちており、学科の垣根を越えて良い刺激を受け合えるのも総合医療専門学校ならではの魅力です。
4. 両国駅から徒歩数分の好アクセス&安心の学習サポート
東医専は、JR総武線・都営大江戸線の「両国駅」から徒歩数分というバツグンの好立地にあります。
- 第1校舎(臨床検査技師科):〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-8
- 第2校舎(歯科衛生士科):〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5
「アクセス」https://www.tokyo-igaku.com/access/
まとめ
「医療に貢献したい」「一生モノの国家資格を手に入れたい」と考えているなら、まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?
東京医学技術専門学校では、個別の進路相談や学校の雰囲気を肌で感じられるイベントを随時開催しています。
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「資料請求」https://www.tokyo-igaku.com/documentrequest/
- 実際の学校の雰囲気や最新の設備を、あなたの目で確かめてみませんか?
Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)のオープンキャンパスを随時開催しています。進路変更に関する個別のご相談も、専門の教員が親身にお答えします。
「オープンキャンパス」https://www.tokyo-igaku.com/opencampus/
「個別相談会」https://www.tokyo-igaku.com/consultation-meeting/
執筆・監修:東京医学技術専門学校 教員チーム
本記事は、当校の臨床検査技師科(Ⅰ部・Ⅱ部)および歯科衛生士科(Ⅰ部・Ⅱ部)の教員一同によって執筆・編集されました。
医療・歯科医療の現場および教育現場での豊富な指導経験に基づき、最新の国家試験傾向や業界の動向を反映した正確な情報の提供に努めています。
チーム構成: 臨床検査技師科、歯科衛生士科の教員
学校情報
・学校名: 東京医学技術専門学校
・設置学科: 臨床検査技師科、歯科衛生士科
・公式サイト: https://www.tokyo-igaku.com/
参考文献・出典
※1 厚生労働省「第36回歯科衛生士国家試験の施行」 厚生労働省 公式ページ
※2 厚生労働省「第35回歯科衛生士国家試験の合格発表について」 厚生労働省 公式ページ
※3 日本歯科衛生士会「歯科衛生士になるには?」 日本歯科衛生士会 公式ページ
※4 日本歯科衛生士会「国家試験合格者・免許取得者数」 日本歯科衛生士会 公式ページ
※5 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 2027年度 入学案内」 東医技専 2027年度入学案内
※6 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 国家試験」 東医技専 国家試験対策
※7 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科国家試験結果について」 東医技専 国家試験結果
※8 東京医学技術専門学校「アクセス」 東医技専 アクセス
※掲載情報は2026年10月20日時点で確認できる公表情報を基にしています。国家試験の日程・受験手数料・合格基準、入試制度、カリキュラム等は変更される場合があります。