歯科衛生士になるには専門学校と大学どっちがいい?

#歯科衛生士 #専門学校 #大学
Contents
1.【結論】歯科衛生士を目指すなら、専門学校と大学どっちがいいのか?
2.歯科衛生士になる2つの進路|専門学校と大学の基本
3.専門学校と大学の主な違い|学びの期間・カリキュラム・学歴・学費
4.就職先と将来のキャリアパスの違い
5.自分に合った進路の選び方|タイプ別チェックリスト
6.専門学校で学ぶ場合の一例|東京医学技術専門学校について
7.まとめ
【結論】歯科衛生士を目指すなら、専門学校と大学どっちがいいのか?
「歯科衛生士になりたいけれど、専門学校と大学のどちらに進めばいいのか分からない…」
この疑問は、歯科衛生士を目指す多くの高校生・保護者の方、そして社会人の方が最初にぶつかる壁です。
結論からお伝えすると、次のようなイメージで考えていただくと分かりやすいです。
・できるだけ早く現場に出て働きたい
・学費をできるだけ抑えたい
・実習など「現場で役立つスキル」を重視して学びたい
こういった方には、専門学校が特に向いていると言えます。
一方で、
・大学病院や研究機関など、幅広いフィールドにも興味がある
・一般教養や研究など、4年間かけてじっくり学びたい
・学士の学位を取得し、将来の選択肢を広げたい
という方は、大学(短大・4年制大学)という選択肢も検討する価値があります。
ただし、歯科衛生士という職業の特徴を踏まえると、「まずは資格をしっかり取り、現場で経験を積みたい」という方が多いのも事実です。その意味では、最短ルートで国家資格取得と現場デビューを目指せる専門学校は、多くの方にとって現実的で選びやすい進路だと言えます。
どちらを選んでも、最終的には「歯科衛生士国家試験の受験資格」を得て、合格すれば国家資格を取得できます。
大切なのは、自分の性格・ライフスタイル・将来イメージに合った環境を選ぶことです。
歯科衛生士になる2つの進路|専門学校と大学の基本
まずは、「歯科衛生士になるためのルート」を整理しておきます。
歯科衛生士になるための条件
歯科衛生士は、国家資格を持つ医療専門職です。歯科医師と連携しながら、むし歯や歯周病の予防、治療のサポート、患者さんへのブラッシング指導などを行います。一人ひとりの「食べる・話す」といった生活の質を支える、とてもやりがいのある仕事です。
歯科衛生士になるには、次の2つを満たす必要があります。
- 厚生労働大臣が指定した養成校で、所定のカリキュラムを修了する
- 歯科衛生士国家試験に合格する
この「養成校」にあたるのが、以下の3種類になります。
・歯科衛生士の専門学校(主に3年制)
・短期大学(3年制)
・4年制大学
どのルートを選んでも、最終的には国家試験の受験資格を得られます。
ただし、「学校に何年通うか」「何をどこまで学ぶか」「卒業までにかかる学費」「卒業後のキャリアの広がり」などが少しずつ異なります。
なぜ専門学校を選ぶ人が多いのか
歯科衛生士の養成機関の中でも、専門学校に進学する人は非常に多いです。理由としては、
・高校卒業後、3年間で資格取得と就職を目指せる
・実習が多く、現場に近い環境で学べる
・夜間部や社会人向けコースがある学校もあり、働きながら学びやすい
といった「現実的で選びやすいメリット」が揃っているからです。
大学(短大・4年制)にももちろん魅力はありますが、
「まずは国家資格を取り、安定した職業に就きたい」というニーズが高いことを考えると、専門学校は歯科衛生士を目指すうえで非常に相性の良い進路だと言えます。
専門学校と大学の主な違い|学びの期間・カリキュラム・学歴・学費

次に、多くの方が気になる「具体的な違い」を整理していきます。
ここを理解すると、自分に合った進路がグッと見えやすくなります。
①学びの期間
□専門学校(歯科衛生士専門学校)
◯期間:3年制が主流
◯特徴:
・必要な知識・技術に的を絞ったカリキュラム
・国家試験合格と、現場で役立つ実践力の習得をゴールにしている
・「高校卒業 → 3年で資格取得 → 20代前半から現場で経験を積み始める」という流れを描きやすい
□短期大学
◯期間:3年間
◯特徴:3年で卒業できる点は専門学校と同じですが、「短期大学士」という学位が取得できます。
□4年制大学
◯期間:4年間
◯特徴:
・歯科衛生士としての専門科目に加え、一般教養・研究・プレゼンテーションなども学ぶ
・ゆとりを持った時間の中で、幅広い知識を身につけやすい
「1年の違い」と思われがちですが、1年早く現場に出て経験を積めることは、収入やスキル面でも大きな差になります。「少しでも早く自立したい」「現場で働きながら成長したい」という方にとっては、専門学校の3年制という期間は大きな魅力です。
②カリキュラム・授業内容の違い
□専門学校のカリキュラム
・歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導などの専門科目が中心
・模型や実習室を使った実技、歯科医院・病院での臨床実習が多い
・「授業で学んだことをすぐ実習で試す」という流れで、現場感のある学び方ができます
教科書の中だけで完結せず、「実際に患者さんの前に立つ自分」を想像しながら学べるため、現場に出たときのギャップが少ないのが専門学校の強みです。
□大学(短大・4年制)のカリキュラム
・専門科目に加え、心理学・社会学・情報・英語などの一般教養科目も履修します
・医療制度や地域医療、福祉のしくみなど、社会制度的な内容も学ぶことが多いです
・4年制大学では、研究や卒業論文、グループワークなどの比重も大きくなり、「考える力」や「発表する力」を磨くことができます
「より広い視野で医療を捉えたい」「研究にも興味がある」という方には向いていますが、その分、現場に直結しない科目も一定数含まれてくるのは事実です。
③取得できる学歴・資格
□共通して得られるもの
・歯科衛生士国家試験の受験資格
→ 合格すれば、いずれも「歯科衛生士」という国家資格を取得できます。
□学歴としての違い
・専門学校:卒業時に「専門士」として扱われることが多い
・短期大学:短期大学士
・4年制大学:学士(大学卒)
「学歴をどこまで重視するか」は人によって考え方が異なります。ただ、歯科衛生士としての就職や日常の業務においては、学歴よりも「資格の有無」と「現場での経験」が重視されることがほとんどです。
その点を踏まえると、「まずは資格を取って現場に出る」ことを優先し、必要であれば後から別の学びを追加していくという考え方も十分良いかと思います。
④学費の違い
学費は、進路選びのうえで非常に大きなポイントです。
□専門学校の学費の目安
・3年間の総額で、約300万〜400万円程度が一つの目安
・私立の4年制大学と比べると、総額がコンパクトに収まりやすいです
・早く現場に出て収入を得られる分、トータルで見ると専門学校のほうが負担感を抑えられるケースも多くなります
□4年制大学の学費の目安
・4年間の総額で、約500万〜600万円以上になることもあります
・授業料に加え、実習費・設備費・教材費などの諸経費もかかります
もちろん、奨学金や分納制度を利用することもできますが、 「できるだけ家計への負担を抑えたい」「早く社会に出て自立したい」と考える方には、期間・学費の両面で専門学校が魅力的に映るはずです。
就職先と将来のキャリアパスの違い
就職率そのものはどちらも高い
歯科衛生士は、全国的に人材ニーズが高く、慢性的に人手不足とも言われています。
そのため、国家資格を取得していれば、専門学校卒・大学卒にかかわらず高い就職率が期待できる職種です。
多くの養成校で就職率90%以上という数字が示されており、
「資格さえ取れれば仕事に困りにくい」という安心感が、この職業の大きな魅力です。
主な就職先のイメージ
□専門学校卒の就職先のイメージ
・一般の歯科医院・デンタルクリニック
・小児歯科・矯正歯科などの専門クリニック
・地域に密着した歯科医院 など
臨床実習や実技の時間が多いため、「即戦力」を求めるクリニックからのニーズは非常に高いです。
実際、専門学校には歯科医院からの求人が多く届き、「選べる就職活動」が出来るケースも少なくありません。
□大学卒の就職先のイメージ
・大学病院・総合病院
・研究機関
・公的な医療施設・保健センター
・将来的には、歯科衛生士養成校の教員など
大学での学びや研究経験を生かし、幅広いフィールドに挑戦する道もあります。
キャリア形成という視点で見ると…
歯科衛生士は、結婚・出産・育児といったライフイベントと両立しながら、ライフステージに合わせて働き方を変えやすい専門職です。
・独身のあいだはフルタイムでしっかり働く
・子育て中はパート勤務で無理なく続ける
・手が離れたら再びフルタイムに戻る
このような柔軟なキャリアを描けるのも、国家資格を持つ歯科衛生士ならではの強みです。
その意味でも、「早めに資格を取り、現場経験を積みながらライフプランを考えたい」という方には、短期間で資格取得を目指せる専門学校は、キャリア形成の起点として非常に相性が良いといえます。
自分に合った進路の選び方|タイプ別チェックリスト

「ここまで読んでも、まだ迷ってしまう…」という方は、自分の価値観や希望を整理するために、次のチェックリストを使ってみてください。
専門学校向きのタイプ
次の項目に3つ以上当てはまる方は、専門学校向きの可能性が高いです。
- 出来るだけ早く現場に出て、実際に働きながら成長したい
- 学費はコンパクトに収めたい。奨学金を借りても、早めに返済したい
- 座学だけでなく、手を動かしながら覚えるほうが得意
- 将来像として、「歯科医院やクリニックで患者さんと向き合う自分」をイメージしている
- 夜間部や社会人コースなど、柔軟な通学スタイルがあると安心できる
- 大学受験の偏差値よりも、資格取得と就職を優先したい
専門学校は、まさにこうした価値観の方にフィットした環境です。
「資格+実践力」という武器を短期間で身につけやすいのが、大きなメリットです。
大学(短大・4年制)向きのタイプ
一方で、次の項目に当てはまる方は、大学も選択肢に入れて考えてみると良いでしょう。
- 医療や福祉、社会制度などを幅広く学んでみたい
- 研究や卒業論文など、じっくり考えるタイプの学びも嫌いではない
- 将来、大学病院や研究機関、教育・行政などにも興味がある
- 大学生活やサークル活動など、キャンパスライフも大切にしたい
ただし、大学を選んだ場合でも、最終的に現場での経験がものをいう職業であることには変わりません。
「自分はどんな環境でいちばん成長できそうか?」という視点で、改めて専門学校との違いを見比べてみてください。
専門学校で学ぶ場合の一例|東京医学技術専門学校について
ここからは、専門学校で学ぶ場合の具体的なイメージを持っていただくために、
一例として東京医学技術専門学校(歯科衛生士科)のような専門学校を想定してお話しします。
都心から通いやすい立地
東京医学技術専門学校のように、東京都内・関東エリアから通いやすい専門学校であれば、
・自宅から無理なく通える
・一人暮らしをする場合も、都心部の歯科医院でアルバイトをしながら通える
・将来の就職先も、東京・関東エリアを中心に探しやすい
といったメリットがあります。
「通学のしやすさ」は毎日のことなので、3年間無理なく続けられるかどうかという点でも重要です。
昼間部・夜間部の設置で、さまざまな人が学びやすい
昼間部だけでなく、夜間部を設置している専門学校も増えています。
夜間部があることで、
- 昼間は仕事やパートをしながら、夜に通う社会人
- 家庭や子育てと両立しながら資格取得を目指す方
など、幅広い年代の方が学びやすくなります。
同じクラスに高校卒業後すぐの方だけでなく、社会人経験のある方も在籍していることが多く、さまざまな背景の仲間と学び合えるのも専門学校ならではの魅力です。
実習・就職サポートも専門学校ならでは
専門学校では、歯科医院や病院とのネットワークを活かして、
・豊富な臨床実習
・就職説明会
・個別の進路相談
などが手厚く用意されているケースが多いです。
特に、東京や関東エリアの歯科医院とのつながりが深い学校であれば、「実習先からそのまま就職が決まる」といったことも珍しくありません。
「学校選びの段階で、すでに就職につながるご縁が生まれている」と考えると、専門学校の持つネットワークは非常に心強い武器になります。
オープンキャンパスでのチェックポイント
専門学校を検討される際は、ぜひオープンキャンパスなどで次の点を確認してみてください。
・実習室や設備は整っているか
・教員や在校生の雰囲気は自分に合いそう
・卒業生の就職先や、国家試験の合格率はどうか
・夜間部や社会人向けサポートなど、自分のライフスタイルに合った制度があるか
こうしたポイントを意識して見ることで、「ここなら3年間頑張れそう」と思える学校かどうかを判断しやすくなります。
まとめ
最後に、この記事のポイントを改めて整理します。
・歯科衛生士になるための国家資格は、専門学校でも大学でも取得できます。
ただし、
専門学校:3年間で国家資格と実践力を身につけ、早く現場デビューしたい人向き
大学(短大・4年制):一般教養や研究も含めてじっくり学び、学位も取得したい人向き
という違いがあります。
学費や在学期間、通学スタイルを含めて考えると、「早く資格を取りたい」「現場重視で学びたい」「学費を抑えたい」方には専門学校がとても相性が良い進路です。
進路選びで迷ったときには、
- 自分がどんなライフスタイルを送りたいか
- どんな学び方だと成長しやすいか
- 3年後・5年後に、どんな場所で働いていたいか
を紙に書き出してみるのもおすすめです。
そのうえで、
・複数の専門学校・大学の資料を取り寄せる
・オープンキャンパスや学校説明会に参加して比較する
といった行動をしていくと、「自分に合った答え」が自然と見えてきます。
「どっちが正解か」ではなく、「自分にとってベストなのはどっちか」。
この記事が、その答えを考えるきっかけになりましたら幸いです。
▼東京医学技術専門学校のオープンキャンパスはこちらから▼
https://www.tokyo-igaku.com/opencampus/
今回は「歯科衛生士になるには専門学校と大学どっちがいい?」について紹介いたしました!
他にも多数コラムを用意しているので、是非チェックしてみてください。

