歯科衛生士専門学校は何年?3年制の学びと資格取得までを解説

「歯科衛生士の専門学校は何年通う?」「2年で資格を取れる学校はある?」「大学なら何年かかる?」。
歯科衛生士を目指し始めた高校生や社会人にとって、資格取得までの年数は進学先を決める大切なポイントです。
結論からいうと、現在、歯科衛生士の養成課程は3年以上。3年制専門学校なら、高校卒業後に最短3年間学び、卒業後の国家試験合格を経て歯科衛生士を目指せます。(※1)
この記事では、歯科衛生士になるまでに何年かかるのか、専門学校の3年間で何を学ぶのか、4年制大学との違いまでわかりやすく解説します。
歯科衛生士専門学校は何年?
歯科衛生士専門学校の修業年限は3年以上です。3年制専門学校なら3年間の養成課程を修了し、国家試験合格後に免許取得を目指します。
日本歯科衛生士会によると、歯科衛生士養成機関は制度改正によってすべて3年制以上となりました。(※1)
以前は2年制の養成課程もありましたが、2010年4月までにすべての養成機関が3年以上へ移行しています。
そのため、現在高校生が進路を選ぶ場合、「2年間の専門学校を卒業して歯科衛生士になる」というルートは基本的にありません。
歯科衛生士になるには最短何年?
高校卒業後から考えると、最短3年以上です。
基本的な流れは次のとおりです。
- 高校を卒業する
- 指定された歯科衛生士養成機関へ進学する
- 3年以上、必要な知識・技術・実習を学ぶ
- 卒業して歯科衛生士国家試験の受験資格を得る
- 国家試験を受験する
- 合格後、歯科衛生士名簿への登録を経て免許を取得する
歯科衛生士法では、歯科衛生士になるには国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける必要があると定められています。(※2)
つまり、専門学校を卒業しただけで自動的に歯科衛生士になれるわけではありません。
3年間の学校教育+国家試験合格までが資格取得への道のりです。
専門学校・短期大学・大学では何年違う?
歯科衛生士は、専門学校だけでなく短期大学や大学からも目指せます。(※1)
| 進学先 | 主な修業年限 | 特徴 |
|---|---|---|
| 専門学校 | 3年以上 | 3年間で専門科目・実技・実習・国家試験対策を集中的に学ぶ |
| 短期大学 | 3年以上 | 専門教育と短期大学教育を学ぶ |
| 大学 | 4年 | 専門教育に加え、教養・研究なども幅広く学ぶ |
どの学校種を卒業しても、指定された養成課程で受験資格を得たうえで受ける歯科衛生士国家試験は同じです。
3年制専門学校なら1年早く就職を目指せる
4年制大学と比べると、3年制専門学校は修業年限が1年短くなります。
順調に卒業・国家試験合格へ進めば、4年制大学より1年早く歯科衛生士として働き始めることが可能です。
「できるだけ早く資格を取得したい」「専門職になるための勉強へ集中したい」という方にとって、3年制専門学校は選択肢になります。
一方、大学には4年間かけて教養や研究も含めて幅広く学べるメリットがあります。年数だけでなく、自分がどのように学びたいかで比較しましょう。
歯科衛生士専門学校の3年間では何を学ぶ?
3年間ずっと同じ内容を勉強するわけではありません。
一般的には、基礎→専門知識・実技→臨地・臨床実習→国家試験と段階的に学びます。
1年次|人体・歯科医学の基礎を学ぶ
1年次は、専門科目を理解する土台を作る時期です。
たとえば、
- 解剖学
- 生理学
- 生化学
- 病理学
- 微生物学
- 口腔解剖学
- 歯科臨床医学の基礎
などを学びます。
高校までに医療を専門的に学んでいなくても、基礎から段階的に学んでいきます。
2年次|歯科衛生士の専門技術を磨く
2年次になると、歯科衛生士の主要な業務に直結する授業・実習が増えてきます。
歯科衛生士の専門業務は、大きく、
- 歯科予防処置
- 歯科診療補助
- 歯科保健指導
の3つです。(※3)
学内実習では、器具の扱い方や患者さんへの保健指導など、歯科衛生士として必要な技術を繰り返し練習します。
学校によっては2年次から歯科医院・病院などでの臨地・臨床実習も始まります。
3年次|臨地・臨床実習と国家試験対策
3年次は、これまで学んだ知識と技術を現場で実践する時期です。
歯科診療所や病院などで実習を経験しながら、国家試験へ向けた総復習も進めます。
歯科衛生士国家試験では、人体・口腔の構造、臨床歯科医学、歯科予防処置論、歯科保健指導論、歯科診療補助論など幅広い分野から出題されます。(※4)
2026年に行われた第35回歯科衛生士国家試験では、7,882人が受験し7,452人が合格。合格率は**94.5%**でした。(※5)
合格率だけを見ると高く感じますが、受験者は3年以上の専門教育・実習を積んだ学生です。1年次からの積み重ねが国家試験につながります。
3年制は忙しい?歯科衛生士専門学校の注意点
3年間で資格取得を目指せることはメリットですが、その分、専門科目や実習を計画的に学ぶ必要があります。
特に、
- 専門用語を覚える授業
- 実技試験
- レポート・課題
- 臨地・臨床実習
- 国家試験対策
が続くため、「3年間だから楽」というわけではありません。
学校を選ぶときは、修業年限だけでなく、授業でわからない部分を相談できるか、国家試験前に補習を受けられるかまで確認することが重要です。
社会人から歯科衛生士になるにも3年必要?
原則として、社会人から目指す場合も3年以上の指定養成課程を修了する必要があります。
歯科助手として何年間働いていても、その経験だけで歯科衛生士国家試験の受験資格を取得できる制度ではありません。
社会人の場合は、
- 仕事を辞めてⅠ部(昼間部)へ通う
- 日中に働きながらⅡ部(夜間部)へ通う
- 奨学金や教育訓練給付制度を利用する
など、3年間の生活設計まで考えて進学先を選びましょう。
専門学校で3年間学ぶメリット
3年制専門学校の強みは、国家資格取得という目的に向けて、必要な教育を集中的に受けられることです。
学校選びでは、3年制かどうかだけではなく、
- 学内実習の設備
- 臨地・臨床実習の期間・実習先
- 国家試験模擬試験
- 苦手科目への補習
- 就職支援
まで比較しましょう。
「3年間で卒業できるか」ではなく、3年間で歯科衛生士として働く準備をどこまでできるかを見ることが大切です。
読者からのよくある質問(Q&A)
Q.歯科衛生士は2年でなれますか?
A.現在の歯科衛生士養成課程は3年以上です。
以前は2年制課程もありましたが、制度改正によって2010年4月までにすべて3年制以上へ移行しました。(※1)
Q.専門学校を3年卒業すれば必ず歯科衛生士になれますか?
A.卒業後、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。
指定養成課程の卒業によって受験資格を得て、国家試験合格後に免許取得を目指します。(※1・2)
Q.大学へ行くと国家資格が上位になりますか?
A.卒業した学校種によって歯科衛生士国家資格そのものが変わるわけではありません。
大学・短期大学・専門学校それぞれで学び方や取得できる学位・称号などには違いがあります。
Q.3年制専門学校は高校卒業後すぐでなくても入れますか?
A.既卒者・社会人を受け入れている学校もあります。
出願資格や入試方式は学校によって異なるため、募集要項を確認しましょう。
「よくある質問」https://www.tokyo-igaku.com/faq/
東医技専ならⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)とも3年制
東京医学技術専門学校(東医技専)では、**歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)(3年制)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)(3年制)**を設置しています。
2027年度募集では、どちらも卒業によって歯科衛生士国家試験受験資格と文部科学省認定の専門士称号取得を目指せます。(※6)
1年次の基礎から3年次の国家試験へ段階的に学ぶ
歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)では、1年次には基礎を学び、2年次には専門技術を磨きます。(※7)
さらに、2年次1月から3年次11月まで長期の臨地・臨床実習を実施。歯科診療所だけでなく、大学病院、保健センター、保育園、小学校など、さまざまな経験を積みます。(※7)
「3年間」と聞くと短く感じるかもしれませんが、基礎から実践まで段階的に組まれたカリキュラムです。
3年次は複数回の国家試験模擬試験を実施
東医技専では3年次から定期的に複数回の国家試験模擬試験を実施しています。(※8)
模試結果をもとに個別・少人数制で補習を行い、3年次1月からは国家試験対策の集中講義を実施します。
公式サイトでは、歯科衛生士科の**2022年度国家試験合格率100%**を公表しています。(※7)
※100%は2022年度実績であり、将来の合格を保証するものではありません。
通常授業はⅠ部(昼間部)9:00~14:00、Ⅱ部(夜間部)18:00~21:10
同じ3年制でも、生活に合わせて通学時間を選べるのも東医技専の特徴です。(※9)
| 学科 | 修業年限 | 通常授業時間 |
|---|---|---|
| 歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部) | 3年 | 9:00~14:00 |
| 歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部) | 3年 | 18:00~21:10 |
高校卒業後に学業を中心に生活したい方だけでなく、社会人として日中の仕事を続けながら3年間学びたい方も、生活スタイルに合わせて検討できます。
JR両国駅西口から徒歩4分
歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)が学ぶ第2校舎は、JR総武線「両国駅」西口から徒歩4分です。(※10)
第2校舎
〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5
3年間ほぼ毎日のように通う学校だからこそ、カリキュラムだけでなく通学時間も学校選びの重要なポイントです。
まとめ|歯科衛生士は最短3年間の学びから国家試験へ
現在、歯科衛生士になるには、指定された養成機関で3年以上学ぶ必要があります。
3年制専門学校なら、高校卒業後、
1年次:基礎を学ぶ
→2年次:専門知識・実技を磨く
→3年次:臨地・臨床実習・国家試験対策
→国家試験合格・免許取得
という流れで歯科衛生士を目指せます。
学校を比較するときは「何年通うか」だけでなく、その3年間でどれだけ実習を経験できるか、国家試験までどのような支援を受けられるかも確認してください。
東京医学技術専門学校で叶える「質の高い医療人」への道
東京都墨田区にある東京医学技術専門学校(東医技専)では、最短3年で一生モノの国家資格を手にし、希望のキャリアを築くための万全の環境を整えています。半世紀以上にわたり医療人を育成してきた本校ならではの、4つの強みをご紹介します。
1. 高い国家試験合格率と、少人数でのサポート
両学科ともに、独自の緻密な傾向分析と特別集中講義を実施。一人ひとりの習熟度に合わせた少人数での補講を徹底することで、高い国家試験合格率を誇ります。学生の不安に寄り添い、教員陣が一丸となって合格まで導きます。
2. プロ仕様の設備と、多彩な現場を経験できる臨地実習
学内の段階から現場感覚を養うため、それぞれの専門性を高める設備を完備しています。
- 臨床検査技師科(第1校舎): 実際の病院の検査室と同様の各種分析機器をはじめ、顕微鏡や超音波(エコー)画像診断装置などを豊富に備えています。
- 歯科衛生士科(第2校舎): 実際の歯科医院と変わらない歯科診療ユニットを完備しています。
さらに臨地実習先は、最先端の医療を学べる大学病院や総合病院をはじめ、地域密着型のクリニックなど多様に用意されており、どこに行っても通用する高い実践力が身につきます。
3. あなたのライフスタイルを守る「昼間部」と「夜間部」の選べる体制
東京医学技術専門学校の最大の強みは、臨床検査技師科・歯科衛生士科のすべての学科で「Ⅰ部(昼間部)」と「Ⅱ部(夜間部)」を自由に選択できる点です。
- Ⅰ部(昼間部・3年制): 歯科衛生士科はお昼過ぎ、臨床検査技師科は夕方には学校が終わるため、放課後は自分のプライベートやアルバイト、予習・復習の時間としてゆったりと両立できます。
「歯科衛生士科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_day/
「臨床検査技師科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_day/
- Ⅱ部(夜間部・3年制): 18:00からの授業で、昼間に医療機関の助手などとして働きながら通うことができるため、自力で学費を抑えながら進学したい社会人や高校生に最適の環境です。
「歯科衛生士科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_night/
「臨床検査技師科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_night/
2つの医療系学科が併設されているため、学校全体が医療資格取得に向けた前向きな活気に満ちており、学科の垣根を越えて良い刺激を受け合えるのも総合医療専門学校ならではの魅力です。
4. 両国駅から徒歩数分の好アクセス&安心の学習サポート
東医専は、JR総武線・都営大江戸線の「両国駅」から徒歩数分というバツグンの好立地にあります。
- 第1校舎(臨床検査技師科):〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-8
- 第2校舎(歯科衛生士科):〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5
「アクセス」https://www.tokyo-igaku.com/access/
まとめ
「医療に貢献したい」「一生モノの国家資格を手に入れたい」と考えているなら、まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?
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Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)のオープンキャンパスを随時開催しています。進路変更に関する個別のご相談も、専門の教員が親身にお答えします。
「オープンキャンパス」https://www.tokyo-igaku.com/opencampus/
「個別相談会」https://www.tokyo-igaku.com/consultation-meeting/
執筆・監修:東京医学技術専門学校 教員チーム
本記事は、当校の臨床検査技師科(Ⅰ部・Ⅱ部)および歯科衛生士科(Ⅰ部・Ⅱ部)の教員一同によって執筆・編集されました。
医療・歯科医療の現場および教育現場での豊富な指導経験に基づき、最新の国家試験傾向や業界の動向を反映した正確な情報の提供に努めています。
チーム構成: 臨床検査技師科、歯科衛生士科の教員
学校情報
・学校名: 東京医学技術専門学校
・設置学科: 臨床検査技師科、歯科衛生士科
・公式サイト: https://www.tokyo-igaku.com/
参考文献・出典
※1 日本歯科衛生士会「歯科衛生士になるには?」
日本歯科衛生士会
※2 厚生労働省「歯科衛生士法」
厚生労働省
※3 日本歯科衛生士会「歯科衛生士とは」
日本歯科衛生士会
※4 厚生労働省「歯科衛生士国家試験」
厚生労働省
※5 厚生労働省「第35回歯科衛生士国家試験の合格発表について」
厚生労働省
※6 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 2027年度 入学案内」
東医技専 2027年度入学案内
※7 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)」
東医技専 歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)
※8 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 国家試験・就職活動」
東医技専 国家試験・就職活動
※9 東京医学技術専門学校「よくある質問」
東医技専 よくある質問
※10 東京医学技術専門学校「アクセス」
東医技専 アクセス
※掲載情報は2026年10月26日時点で確認できる公表情報を基にしています。カリキュラム、授業時間、実習内容、国家試験対策等は変更される場合があります。