2026.10.30

歯科衛生士の昼間・夜間はどっち?専門学校の違いと選び方を解説

「歯科衛生士の専門学校は昼間と夜間で何が違う?」「夜間でも同じ国家資格を目指せる?」「高校卒業後ならⅠ部(昼間部)のほうがいい?」。

歯科衛生士を目指せる専門学校には、日中に授業を行う課程だけでなく、夕方以降に学ぶ課程を設けている学校もあります。

大切なのは、「昼と夜のどちらが上か」で比べることではありません。授業時間、臨地・臨床実習、学費、仕事との両立、生活リズムを比較し、自分が3年間学び続けやすいほうを選ぶことです。

この記事では、歯科衛生士専門学校のⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)の違い、メリット・注意点、向いている人を解説します。


歯科衛生士のⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)とは?

Ⅰ部(昼間部)とⅡ部(夜間部)は、主に授業時間や学費、生活との両立方法が異なります。指定養成課程なら目指す国家資格は同じです。

歯科衛生士になるには、指定された歯科衛生士養成機関で3年以上学び、国家試験受験資格を得て、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。(※1)

「夜に通うから資格の種類が違う」ということはありません。


歯科衛生士の昼間・夜間の主な違い

学校によって制度は異なりますが、比較するときは次の項目を見るとわかりやすくなります。

比較項目Ⅰ部(昼間部)Ⅱ部(夜間部)
主な授業時間日中夕方~夜
向いている生活学業中心日中の仕事・生活と両立
アルバイト放課後にしやすい日中に働きやすい
学費学校による学校によって低く設定される場合あり
臨地・臨床実習日中中心の場合が多い通常授業とは別時間になる場合あり
国家資格歯科衛生士を目指す歯科衛生士を目指す

特に注意したいのが臨地・臨床実習です。

Ⅱ部(夜間部)を選んでも、病院や歯科診療所などでの実習まで毎日夜に行うとは限りません。仕事を続けながら通う方は、入学前に実習期間と時間帯を必ず確認しましょう。


Ⅰ部(昼間部)のメリット

学業を中心に生活を組み立てやすい

Ⅰ部(昼間部)は、高校卒業後にそのまま進学し、まず学業を中心に生活したい方に選びやすい課程です。

授業後に、

  • 授業の復習
  • 国家試験の勉強
  • アルバイト
  • 友人との時間
  • 就職活動

などを組み込みやすい点が特徴です。

「初めて医療分野を学ぶので、勉強に使える時間を確保したい」という高校生にも向いています。

規則正しい生活を作りやすい

高校と比較的近い生活リズムで通学できることもⅠ部(昼間部)のメリットです。

専門学校では高校までとは違う専門用語や実技が一気に増えます。授業後に復習する習慣を作れると、国家試験までの学習にもつながります。


Ⅱ部(夜間部)のメリット

日中に仕事を続けながら学びやすい

Ⅱ部(夜間部)の大きな特徴は、日中の時間を仕事などに使えることです。

たとえば、

「現在の仕事を続けながら国家資格を取りたい」
「歯科助手として働きながら歯科衛生士へ、ステップアップしたい」

という社会人にとって、夜から授業が始まる学校は有力な選択肢になります。

収入を得ながら通学できる可能性がある

日中に働ければ、生活費や学費を自分でまかないながら進学する計画も立てやすくなります。

ただし、仕事・授業・復習を毎日続けるには体力と時間管理も必要です。

「授業開始時刻に間に合うか」だけでなく、

勤務先→学校→自宅

の移動時間まで計算して生活をシミュレーションしましょう。


Ⅰ部(昼間部)とⅡ部(夜間部)はどちらが向いている?

Ⅰ部(昼間部)が向いている人

  • 高校卒業後、そのまま進学する
  • 学業を生活の中心にしたい
  • 午後に復習時間を確保したい
  • アルバイトと学校を両立したい
  • 日中の生活リズムが合っている

特に高校生は、「昼間だから」という理由だけでなく、授業後の時間をどのように使うかまで考えると選びやすくなります。

Ⅱ部(夜間部)が向いている人

  • 日中の仕事を続けたい
  • 社会人から歯科衛生士へキャリアチェンジしたい
  • 日中に家庭の予定がある
  • 学費と生活費を両立しながら通いたい
  • 夜の時間帯に集中して学びたい

Ⅱ部(夜間部)は社会人だけのものではありません。学校の出願資格を満たしていれば、高校卒業後の進学先として選べる場合もあります。


Ⅱ部(夜間部)を選ぶなら「臨床実習」を必ず確認

夜間課程を検討するとき、通常授業の時間だけで学校を決めるのは避けましょう。

歯科衛生士の養成課程では、歯科診療所や病院などで臨地・臨床実習を行います。

実習中は通常の授業とは生活リズムが変わる可能性があります。

確認したいのは、

  1. 臨地・臨床実習は何年次から始まるか
  2. 何時から何時まで行うか
  3. 実習期間はどのくらいか
  4. 仕事との調整が可能か
  5. 現在の勤務先を実習先にできる制度があるか

です。

働きながらⅡ部(夜間部)へ通う場合、この確認が3年間続けられるかどうかを左右します。


学費もⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)で違う?

学校によっては、Ⅱ部(夜間部)の学費をⅠ部(昼間部)より低く設定しています。

ただし、比較するときは授業料だけでは不十分です。

  • 入学金
  • 授業料
  • 実習費
  • 施設費
  • 教科書・教材費
  • 国家試験受験料
  • 通学費

まで含めて3年間の総額を確認しましょう。

また、仕事を減らして実習へ参加する場合は、学費だけでなく収入が減る期間も考えておく必要があります。


Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)で国家試験は変わる?

受験する歯科衛生士国家試験は同じです。

2026年に実施された第35回歯科衛生士国家試験では、7,882人が受験し、7,452人が合格。全国合格率は94.5%でした。(※2)

Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)のどちらを選んでも、最終的には同じ国家資格取得を目指します。

そのため学校選びでは、授業時間と同時に、

  • 模擬試験の回数
  • 苦手科目への補習
  • 国家試験直前の指導
  • 個別相談のしやすさ

まで確認しておきましょう。


専門学校で歯科衛生士を目指すメリット

3年制専門学校では、最短3年間で歯科衛生士国家試験の受験資格取得を目指せます。

資格に必要な専門科目だけでなく、

  • 歯科予防処置
  • 歯科保健指導
  • 歯科診療補助
  • 学内実習
  • 臨地・臨床実習
  • 国家試験対策
  • 就職活動

を資格取得と就職へ向けて段階的に学べる点が特徴です。

Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)のどちらを選ぶ場合も、「入りやすいほう」ではなく、3年間を無理なく続け、国家試験まで学べるほうを選びましょう。


読者からのよくある質問(Q&A)

Q.Ⅱ部(夜間部)でも歯科衛生士の国家資格を取れますか?

A.指定された養成課程を修了して受験資格を得れば、Ⅰ部(昼間部)と同じ歯科衛生士国家試験を受験します。

夜間だから資格の種類が変わることはありません。

Q.高校卒業後でもⅡ部(夜間部)へ進学できますか?

A.学校の出願資格を満たしていれば進学できる場合があります。

「夜間=社会人専用」と決めつけず、募集要項を確認してください。

Q.Ⅱ部(夜間部)ならフルタイムで働き続けられますか?

A.通常授業との両立ができても、臨地・臨床実習期間は勤務調整が必要になる場合があります。

実習時間・期間を学校へ確認したうえで、勤務先とも相談しておくことが大切です。

Q.Ⅰ部(昼間部)ならアルバイトはできますか?

A.授業後にアルバイトをしている学生もいますが、実習や試験前は学習時間を優先する必要があります。

授業終了時刻だけでなく、通学時間や復習時間まで含めて予定を立てましょう。

「よくある質問」https://www.tokyo-igaku.com/faq/


東医技専ならⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)を選べる

東京医学技術専門学校(東医技専)では、**歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)(3年制)・歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)(3年制)**を設置しています。

どちらも卒業によって歯科衛生士国家試験受験資格と文部科学省認定の専門士称号取得を目指します。(※3)

通常授業は9:00~14:00と18:00~21:10

東医技専の通常授業時間は次のとおりです。(※4)

学科通常授業時間1日の授業
歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)9:00~14:003コマ
歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)18:00~21:102コマ

公式FAQでは、両課程について、3年制・国家試験受験資格・学ぶ専門科目は基本的に共通と案内しています。一方で、教育課程はⅠ部(昼間部)104単位、Ⅱ部(夜間部)99単位と、時間割や単位数には違いがあります。(※4)

Ⅰ部(昼間部)は14時に通常授業が終わるため、午後を復習やアルバイトなどに活用しやすい時間設定です。

Ⅱ部(夜間部)は18時から授業が始まり、日中に仕事や大学・短期大学などへ通う方も学びやすい時間設定になっています。(※5)

Ⅱ部(夜間部)は実習時間にも柔軟性

東医技専のⅡ部(夜間部)では、仕事や家庭との両立を考え、臨床実習の時間帯を相談できる体制があります。

さらに、4期ある臨床実習期間のうち1期については、勤務先の歯科医院が所定の条件を満たす場合、現在の勤務先を実習先として選択することも可能です。(※5)

ただし、通常の勤務がそのまま実習になるわけではありません。勤務形態や実習先の条件があるため、仕事を続ける予定の方は入学前に個別相談で確認してください。

3年間の学納金は320万円と260万円

2027年度の学納金は次のとおりです。(※3)

学科3年間の学納金
歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)320万円
歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)260万円

Ⅱ部(夜間部)は、Ⅰ部(昼間部)より3年間で60万円低い設定です。

別途、教科書・教材費、学生保険料、イベント費などが3年間で約30万円(前年度実績)必要で、ワクチン接種料や国家試験受験料なども別途かかります。(※3)

また、Ⅱ部(夜間部)には学校独自の学納金分割支援制度も用意されています。(※6)

国家試験対策はⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)を支援

東医技専では、3年次から定期的に複数回の国家試験模擬試験を実施。結果をもとに個別・少人数で弱点分野を補習し、3年次1月からは国家試験対策の集中講義を行います。(※7)

公式サイトでは、**2022年度の歯科衛生士国家試験でⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)ともに合格率100%**を達成した実績を公表しています。(※8)

※100%は2022年度実績であり、将来の合格を保証するものではありません。

さらに、歯科衛生士科の就職実績について、公式サイトでは毎年100%と公表しています。(※7)

歯科衛生士科はJR両国駅西口から徒歩4分

歯科衛生士科Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)が学ぶ第2校舎は、JR総武線「両国駅」西口から徒歩4分です。(※9)

第2校舎
〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5

Ⅱ部(夜間部)を検討する場合は特に、勤務先から学校まで、学校から自宅までの移動時間を実際に確認しておくことをおすすめします。


まとめ|Ⅰ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)は生活から逆算して選ぼう

歯科衛生士専門学校のⅠ部(昼間部)・Ⅱ部(夜間部)は、どちらが優れているかではなく、自分の生活にどちらが合うかで選ぶことが重要です。

高校卒業後に学業を中心に生活したい方にはⅠ部(昼間部)、日中の仕事や家庭生活と両立したい方にはⅡ部(夜間部)が選択肢になります。

比較するときは、

  1. 通常授業時間
  2. 仕事・アルバイトとの両立
  3. 臨地・臨床実習の時間
  4. 3年間の学費
  5. 国家試験対策
  6. 通学時間

まで確認しましょう。


東京医学技術専門学校で叶える「質の高い医療人」への道

東京都墨田区にある東京医学技術専門学校(東医専)では、最短3年で一生モノの国家資格を手にし、希望のキャリアを築くための万全の環境を整えています。半世紀以上にわたり医療人を育成してきた本校ならではの、4つの強みをご紹介します。

1. 高い国家試験合格率と、少人数でのサポート

両学科ともに、独自の緻密な傾向分析と特別集中講義を実施。一人ひとりの習熟度に合わせた少人数の補講を徹底することで、高い国家試験合格率を誇ります。学生の不安に寄り添い、教員陣が一丸となって合格まで導きます。

2. プロ仕様の設備と、多彩な現場を経験できる臨地実習

学内の段階から現場感覚を養うため、それぞれの専門性を高める設備を完備しています。

  • 臨床検査技師科(第1校舎): 実際の病院の検査室と同様の各種最新分析機器をはじめ、顕微鏡や超音波(エコー)画像診断装置などを豊富に備えています。
  • 歯科衛生士科(第2校舎): 実際の歯科医院と変わらない、歯科診療ユニットを完備しています。

さらに臨地実習先は、最先端の医療を学べる大学病院や総合病院、地域密着型のクリニックなど多様に用意されており、どこに行っても通用する高い実践力が身につきます。

3. あなたのライフスタイルを守る「昼間部」と「夜間部」の選べる体制

東京医学技術専門学校の最大の強みは、臨床検査技師科・歯科衛生士科のすべての学科で「Ⅰ部(昼間部)」と「Ⅱ部(夜間部)」を自由に選択できる点です。

  • Ⅰ部(昼間部・3年制): 歯科衛生士科はお昼過ぎ、臨床検査技師科は夕方には学校が終わるため、放課後は自分のプライベートやアルバイト、予習・復習の時間としてゆったりと両立できます。

「歯科衛生士科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_day/
「臨床検査技師科Ⅰ部 (昼間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_day/

  • Ⅱ部(夜間部・3年制): 18:00からの授業で、昼間に医療機関の助手などとして働きながら通うことができるため、自力で学費を抑えながら進学したい社会人や高校生に最適の環境です。

「歯科衛生士科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/eiseishi_night/
「臨床検査技師科Ⅱ部 (夜間部)」https://www.tokyo-igaku.com/rinken_night/

2つの医療系学科が併設されているため、学校全体が医療資格取得に向けた前向きな活気に満ちており、学科の垣根を越えて良い刺激を受け合えるのも総合医療専門学校ならではの魅力です。

4. 両国駅から徒歩数分の好アクセス&安心の学習サポート

東医専は、JR総武線・都営大江戸線の「両国駅」から徒歩数分というバツグンの好立地にあります。

  • 第1校舎(臨床検査技師科):〒130-0015 東京都墨田区横網1-10-8
  • 第2校舎(歯科衛生士科):〒130-0026 東京都墨田区両国1-10-5

「アクセス」https://www.tokyo-igaku.com/access/


まとめ

「医療に貢献したい」「一生モノの国家資格を手に入れたい」と考えているなら、まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?
東京医学技術専門学校では、個別の進路相談や学校の雰囲気を肌で感じられるイベントを随時開催しています。

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「個別相談会」https://www.tokyo-igaku.com/consultation-meeting/

執筆・監修:東京医学技術専門学校 教員チーム

本記事は、当校の臨床検査技師科(Ⅰ部・Ⅱ部)および歯科衛生士科(Ⅰ部・Ⅱ部)の教員一同によって執筆・編集されました。

医療・歯科医療の現場および教育現場での豊富な指導経験に基づき、最新の国家試験傾向や業界の動向を反映した正確な情報の提供に努めています。

チーム構成: 臨床検査技師科、歯科衛生士科の教員


学校情報
・学校名: 東京医学技術専門学校
・設置学科: 臨床検査技師科、歯科衛生士科
・公式サイト: https://www.tokyo-igaku.com/


参考文献・出典

※1 日本歯科衛生士会「歯科衛生士になるには?」
日本歯科衛生士会

※2 厚生労働省「第35回歯科衛生士国家試験の合格発表について」
厚生労働省

※3 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 2027年度 入学案内」
東医技専 2027年度入学案内

※4 東京医学技術専門学校「よくある質問」
東医技専 よくある質問

※5 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)」
東医技専 歯科衛生士科Ⅱ部(夜間部)

※6 東京医学技術専門学校「2027年度 学費支援制度/奨学金」
東医技専 学費支援制度

※7 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科 国家試験・就職活動」
東医技専 国家試験・就職活動

※8 東京医学技術専門学校「歯科衛生士科国家試験結果について」
東医技専 国家試験結果

※9 東京医学技術専門学校「アクセス」
東医技専 アクセス

※掲載情報は2026年10月26日時点で確認できる公表情報を基にしています。授業時間、実習方法、学納金、支援制度等は変更される場合があります。

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